「「当初のイスラエルVSハマスの戦闘はイスラエルVSレバノン・ヒズボラからレバノンの後ろ盾、イランとの戦いに移りつつある。イランがイスラエルを攻撃することでイスラエルは報復攻撃でイランの石油基地を標的にする観測が強まり、一気に全面戦争の危機が増している」
これを受け10月3日のニューヨーク原油先物市場では、代表的な指標価格は一時、前日終値から5%超上昇して1バレル=74.09ドルの高値をつけた。イラン攻撃で、タンカーによる原油輸送の大動脈であるのホルムズ海峡の封鎖などが起これば世界は一気に原油危機となる。そうなれば輸入原油の9割を中東に依存している日本は一気にエネルギー危機、物価高騰につながるのは必至だ。」
私は営業先様でいつも業務上の話はほどんとせずに、雑談ばっかりするものだから、時々怒られるのですけどね・・
その雑談ネタの一つが経済ネタなんです・・
中東は常時宗教上の理由で紛争の絶えない地域で、火薬庫なんて呼ばれてるでしょ、何でいつもあの地域では紛争が絶えないのかわかりますか、ってね。
いやー宗教上の紛争のことなんてわからないなーってことになるのですけど、実は宗教上の理由は表向きの理由で、本当は経済問題なんですね・・
紛争が激化すればするほど原油価格の変動要因となるからなんですね、要するにこれが一番の目的です。
現在、世界一の産油国はどこかご存じですかね・・意外に米国なんです・・
米国は日本の掘削技術やシームレスパイプ等を導入して、深い地層に封じ込められた原油を取り出すことで原油生産量は世界一なんです。
ところが、一番の問題は深海から取り出すものだからコストが高い、だから、原油価格の水準訂正が必要となるのですね。
原油価格はどこで決められてるのか知ってますか・・NYなんです・・
WTI原油先物市場で、原油価格が決められちゃうのですよ、その原油先物の価格は常に中東情勢に左右される、つまり、中東で紛争が激化すればするほどに、米国は多大な利益をあげちゃう構造なんですね、逆に、誰が大損するのかってね、原油を輸入に頼る国の国民でしょ、日本は代表格でしょ。
つまり、原油高はドル高を誘発し、ドル高は米国民の可処分所得を上昇させるから、消費行動が活発になっちゃうんです、そうすると、米国市場は活性化し、経済が持ち上がるから、景気が良くなり、失業者も急速に減少傾向を見せる、ということになる。
だから、米国はイスラエルをバックアップして最新兵器の納品に忙しくなっちゃって軍事産業は大忙しだし、イランを刺激しては、暴発させる必要がある。
イランを暴発させては、戦線を拡大して、大儲けってわけです。