「自民党の高市新総裁は、党内きっての保守派として知られており、歴史問題を抱える中国や韓国との関係を進展させるには、バランスのある政治姿勢をとれるかどうかが課題となる。今月末には米国のトランプ大統領の来日も調整されており、早々に外交手腕が問われることになる。」
自民総裁に高市氏に決まったことで、実質的に首相は高市氏ということになりますが、私の意見ですけど、首相は高い集団統制力と実務能力を兼ね備えている必要があり、対米交渉力の高さや、その他世界の国々との外交力、調整力、高い決断力が必要・・と考えて、結論としては、第一に林氏、第二に茂木氏、次いで、初の女性首相という世界へのアピールとして高市氏、と考えましたけど、結果、高市氏に決定することになりました・・
だから、高市氏である意味本望ではありますが、高市氏といえば、松下政経塾出身のイメージが浮かびますね・・政経塾は、私が学生時代に流行った政治家養成塾で、松下幸之助氏が生前日本の将来に思うところがあって、このような塾を作り、日本を変えていこうと、その塾生として入門したのが高市氏というわけです。
当時の日本はエリート官僚主義で、国家官僚こそが日本の支配機構の中核である、というもので政治家等というのは、官僚の下働き集団である、というイメージだった。自民党というのは、米軍+国家官僚の支配下にある政党で、米軍が国家官僚を集めて、米国の要望する日本になるための目標を与え、これを実行すべく国家官僚に命令し、国家官僚は計画を作成し、実行に移す、その過程が新法の施行や法改正が必要で、当該法改正案はすべて省庁で作成、その趣旨を自民党等議員に説明し、国会で賛成票を集めて成立させる、というコンベヤーが流れている、という具合であった。
現在も国の統治機構は変わっていませんが、ある意味政治主導的なイメージとなり、少しは国家官僚の影は薄くなってきたように思われる。
その、国家統治機構の変更を象徴するのが、高市氏の新総裁就任なのだろうと思う。
総裁選決戦投票に残ったのが、高市氏と小泉氏だったので、従来の次期首相候補からは遠い順番が逆転していることから、現在の日本の統治機構変更説は、あながち間違っていないと思う。
