「米鉄鋼大手クリーブランド・クリフスが同業ニューコアと連携し、USスチールの買収を目指す準備を進めていることが、関係筋の話で13日分かった。それによると、買収額は1株当たり30ドル台後半となる見通しで、日本製鉄の提案である1株当たり55ドルを大きく下回る。クリーブランド・クリフスは現金でUSスチールを買収し、USスチールの子会社「ビッグリバー・スチール」をニューコアに売却する計画だという。USスチールの本社はピッツバーグにとどまる見通し。クリーブランド・クリフスのローレンソ・ゴンカルベスCEO(最高経営責任者)は記者会見で、2023年に拒否されたUSスチール買収の提案を再び行う考えを示したが、詳細については明言を避けた。「取締役会と経営陣の意向を実現するオファーを出せる立場にいることをうれしく思う」とし、買収によって「米国は良くなり、強くなる」と強調した。」
日鉄のUSS買収は、日鉄側よりもUSS側に最大のメリットしかないから、バイデンが拒否する理由はゼロだから、買収が失敗する可能性はゼロだと私は思ったんだけど、豈諮らんや、バイデンは買収が米国の国益に反する等として買収を認めないという方針とした・・とか・・
私は思うのだけど、米国にとって最大の問題は、日本国や日本国民(法人を含む)が米国に対する最大の債権者であることの方なのではないのか、と。
つまり、米国にとって最大の債権者である日本側が、米国国債をこれ以上買いませんし、売って債権を回収します、という宣言をされることなのではないのか、と思うんですよ。
各個人の資産運用を米ドル債、米国株を素通りして、日本は米国に投資しません、となると米ドルは暴落し、NYダウ平均は大暴落をして、全米中に凄まじいインフレが襲い掛かることになる。もうすでに、全米ではインフレ状態となり、長期金利は10年国債水準で約4.8%程度なで上昇しており、今後さらに上昇するのではないのか、と思われる。
これがUSS如きの問題で、対米投資が縮小する方がデメリットが大きいのではないのか、と私は思いますがね・・多分、バイデンは老人性の痴呆症患者なのだと思う。