楳図かずお先生、さようなら。

「「漂流教室」や「まことちゃん」などで知られ、ホラーやギャグ漫画の新たな世界を切り開いた漫画家の楳図かずお(うめず・かずお、本名・一雄=かずお)さんが10月28日、東京都内のホスピスで死去した。88歳だった。」

私が小学生の頃なんですが・・当時、将来漫画家を目指して漫画を描いておりまして、少年用の漫画を大量に買い集めて漫画の研究をしてたんですね・・

いわゆる週刊漫画で、少年ものは少年サンデー、少年キング、少年マガジン、少年ジャンプ、少年チャンピオンと毎日のように漫画本が売り出されるので、私としては、当時、月曜になれば少年サンデーを購入し、火曜日になれば少年キング、水曜日になれば少年マガジン、木曜日になれば少年ジャンプ、金曜日になれば少年チャンピオンを購入して、毎日毎日漫画ばっかり読んでは漫画研究しておったわけですよ。

その中で、 楳図かずお 作品は、月曜の少年サンデーに掲載されてたんです、漂流教室ですね・・その後、漂流教室は終わり、沢田源太郎主役のアゲインになり、さらに、主役の源太郎の孫のまことが独立してまことちゃんの連載となった・・しかし、その頃は、もう漫画に対する私の興味は失せてしまって、熱心な読者だったのは、漂流教室の時代で、それ以降はフェードアウト、という感じですかね・・

私の将来漫画家としてのイメージとしては、赤塚不二夫のギャグ漫画で、その中でも最も目指していた作風というのは、当時少年サンデーに連載されていたレッツラゴンなんです・・

レッツラゴーンだのサンキューベラマッチャだのわけのわからないギャクで錯乱した漫画ですたが、私は面白くてしようがなかった作品でした・・その後の作風の基調としては、少年チャンピオン掲載の、かの、がきデカですね・・しかし、当時もう中学生でしたけど、山上たつひこのような漫画は描きたくないと思いましたね、やはり、赤塚不二夫のレッツラゴンが私の考えるギャク漫画の基本形です・・とか何とか・・

ところで、 楳図かずお ですが・・私は吉祥寺にある取引先に出張した時に、当時話題になった「まことちゃんハウス」こと、 楳図かずお 邸ですが、勝手に訪問して、インターホンを押してみたんですよ・・しかし、誰も応答がなかったですね・・ 楳図かずお 氏は住んでいたのかたまたま留守だったのかもしれないけど、ま、何ら用事はなかったので、いたずらだと思われて通報でもされちゃ困るんですがね・・

いづれにせよ、もう、 楳図かずお 邸の主はいなくなった、ということですね・・もう一つ残念なのは、まことちゃんハウスのデザインがあまりに斬新なもので、近所で建設反対運用が勃発したことです・・大阪だったら大歓迎だったろうに、吉祥寺の住民には、あのノリが受け入れられなかったのは、私なりには非常に残念なことでした、裁判沙汰にもなって差止請求までされてしまいました。

何はともあれ、 楳図かずお 先生、ご苦労さまでした、ごゆるりとお休みください。