「時代に取り残された「働かないおじさん」は、実はどこの組織にもどの世代にも存在する「2割の不活性人材」だった。人事の専門家に、働かないおじさんが生まれてしまう仕組みをひもといてもらうとともに、彼らに辞めてもらったり、異動してもらったりすれば解決するほど単純ではない、シビアな現実を聞いた。」
私はほとんどテレビは見ないのですが、家に帰ると晩飯食いながら天気番組程度は見ることがあります・・たまたまなんですが、テレビのコンテーターの対談番組のようなもので、会社内にいる働かない年配者を排除せよ、そうすればもっと組織は活性化するのだ、という意見を主張する人がいて、誰だと思ったら、あの竹中平蔵だったw・・
まず、日本社会にとって有害で役立たずの竹中平蔵が先陣を切って仕事をやめればいいのではないのか、と私は思うのだけどw、自分が社会の役立たずだという認識がないおじさんもこの世には存在する。
つまり、何かを主張するだの手を動かして軽作業をしてるだのも一見仕事をしているように見えるけれど、何もせずにいる社内にいるおじさんだって主張したり手を動かしていないだけで仕事をしている場合もある。「2割の不活性人材」と切り捨てるのは分かりやすいのだけど、その2割の不活性人材だと思われていた人材が組織内の何らかの役割を果たしてたりするのですね・・
昔、実験で働き蟻を詳細個別に調べると、全員がくまなく継続的に働いている蟻のようだけど、実際は2割程度まるっきり働かない蟻がいることがわかった・・というのを聞いたことがあるのですよ、つまり、どういうことかというと、自然現象として、全体的に働く集団があっても、その2割は一見直接的に働いてるように見えない一群が存在し、全体が成り立っている、ということなんです・・つまり、「2割の不活性人材」は全体を活性させるための必要な人材ということになる。
だから、組織内にいる一見働かないように見える人材も組織健全化のために必要な人材なんですよ。