「全米鉄鋼労働組合(USW)のデビッド・マッコール会長は2日、USWとして反対する日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収について、「今日、バイデン米大統領が我々の背中を押してくれるという個人的な確約を得た」との声明を発表した。日鉄の巨額買収は政治問題化しており、米当局による審査に影響を与える可能性が出てきた。」
以前、米国NYにあるロックフェラーセンターを三菱地所が買収したという事件があって、政治問題に発展した事例がありましたね・・ロックフェラーセンターは米国を象徴する施設なので、昔の敵国だった日本国に属する民間財閥が買収するのは米国人の精神を買収することだ、ということなんでしょうかね・・
しかし、後日談で、ロックフェラー財団のD.ロックフェラー氏によれば、ロックフェラーグループの資金繰りが悪化したので旧知の三菱グループに頼んで支援してもらったのだ、ということを言ってましたのでね、別に敵対的な意図をもってロックフェラーセンターを買収するのではないのだから、これを政治問題にするのは失当だな、と思いましたけどね・・
今回のUSスチール買収も先様からの申出によるものだろうし、何で米国側を資金支援するのに政治問題化するのか摩訶不思議。
それをいうなら、日本国民が直接的間接的に米国全土を買収できる規模の米国債を保有していることを政治問題化しないのですかね、これこそ摩訶不思議。