「財務省が26日発表した2022年末時点の対外資産・負債残高によると、対外純資産は前年末比0・2%増の418兆6285億円で過去最高を更新した。円安の進行で、外貨建て資産の評価額が円換算で膨らんだ。32年連続で、世界最大の対外純資産を持つ国となった。
対外純資産は、日本の企業や個人、政府が海外に持つ対外資産から、海外投資家などが日本に持つ資産を示す対外負債を差し引いたものだ。対外資産は6・5%増の1338兆2364億円、対外負債は9・6%増の919兆6079億円だった。主要国別では、日本に続き2位がドイツ、3位が中国だった。世界最大の債務国は米国で、純債務は2138兆円だった。」
世界一の大金持ち国は、サウジでも中国でもないんですよ、実は、小日本国なんです・・
先の戦争後の世界秩序は、米国を首領とする世界支配モデルで、日本の役割は、お金と技術を世界中にばらまいて奉仕することなんですよ・・
日本の純資産額は、日本国内から海外に流出したカネを海外の金融機関を通じて日本への再投資分を含めて世界中にばらまかれた部分を差引くので、日本の対外資産で算ずれば、日本の対外純資産1338兆円に対し、米国の対外純債務2138兆円の対比が確からしい数字になるんだろう、要は、政治力でもって無理やり米ドル基軸なんてやらされてるもので、このようなイビツな結果になっちゃうんですけどね。
経済的には、米国の主導する世界秩序とやらは、全部日本が下支えした結果なのである、ということなんです・・米国が世界最大の消費国であって、世界最大の軍事大国であるのも、全部日本のおかげなんです。
では、米国帝国はいつまで世界支配が可能なのか。
実は、中国の経済的膨張もすべて日米による全面的支援が原因なので、中国に対する援助を止めてしまえば中国国内の経済成長というのか経済的膨張がストップして一気に中国国内でバブルが崩壊しデフレ経済になり政治体制が崩壊する可能性がある。だから、共産党一党独裁と日米支援経済的膨張が一体化している限り、中国の政治的安定は継続するのだけど、経済的膨張がストップしてしまうと、経済が崩壊しちゃって、中国一党独裁は困難になっちゃう。今は、その段階にきちゃってるんですね。
今後の世界秩序なんだけど、戦後レジームから脱却して、名目的米国基軸から実質的日米基軸ということにならざるをえないわけなんです。
だから、今後は日本の役割が変わらざるをえなくなっちゃいますね・・