「満期が10年以上の国債の損失は2020年3月以降46%に達し、30年債は53%も急落した。
これらの損失は、ドットコムバブル崩壊後に49%、2008年の余波で57%という、最近の歴史上最悪の暴落時に見られた株式市場の損失に匹敵する。
過去の債券市場のメルトダウンと比較しても、長期国債は歴史上最も極端な暴落に見舞われている。その損失は、10年物利回りが16%に迫った1981年の2倍以上だ。」
FRBが米国債の利回りを高め誘導しようが、実際に当該国債を所有するのは投資家なので、
実際に米国債が市場に売りに出ないことには価格が下落することはない。
実際に、米国10年債が半分に値下がりしているということは、投資家が米国債を売り損失を確定しているということなんですよ・・
米国の資産はほとんどが個人や法人の所有物で、実際の資産はほとんどないから、
投資家が米国の赤字を引き受けてるのが現状なんですね・・そうすると、
対外的に、日本や中国が米国債を引き受け続ける以外に米国の財政が継続することはない。
BRICS等新興国が、従前の米国幕藩体制からの離脱を宣言すれば、米国としては日本だけにしか国債を引き受けてくれるあてがなくなってしまうわけですよ。
恐らく、米国債の売手は、BRICSやサウジアラビアではないのかと考えられますね・・
だから、現状米国債は暴落しているのだ、と・・
その先の結末としては、米国債のデフォルトではないのか、と思う。