「世界の債券利回りを押し下げていた最後の重しが外れ、債券相場上昇を見込んでいた投資家に衝撃が走った。
日本銀行は28日、イールドカーブコントロール(YCC)政策を柔軟化し10年物国債利回りに上昇余地を与えた。米国債や欧州債、ブラジル国債に投資されていた日本の資金が、近いうちに世界の市場から自国へ回帰するとの見方が広がっている。
米連邦準備制度の相次ぐ利上げにもかかわらず米経済が底堅く推移していることや、欧州のインフレ率が高止まりしていることから、世界の債券市場はここ数カ月、売り圧力にさらされている。世界の国債の指数は過去7営業日のうち5日で低下し、2月につけた今年の最高値から約3%下落している。
28日の市場で日本の10年国債利回りは2014年以来の高水準を記録。ドイツ銀行のストラテジスト、ジム・リード氏(ロンドン在勤)は「他の条件が同じであれば、日本国債利回りは今後数日、数週間と上昇を続け、世界の利回りの重しが外れるだろう」と語った。」
昨今、米国や欧州通貨圏でインフレ率急上昇している件ですが、その大きな理由としては、中国やロシアその他東南アジア等のドル保有国が米ドル債を大量処分しているせいだと考えられますね・・そのため、ドルの市場価格が下落したためドル通貨が大量に戻ってきたために、米国内の対米ドルにて物価が上昇、一方、日本は相も変わらず米国の忠実な植民地でありますので、本来国内経済の影響を鑑み、ゼロ金利を解除し10年物長期債の利回りで約2%程度を目標にオペレーションしなければならないのだけれど、米国からゼロ金利解除は資金が大量に流れている日本の資金を逆流される効果があり、米国経済やその他米ドル圏経済に直ちに影響するから禁止する、と言い渡されているのだと考えられますね・・だから、国内経済の中立性を鑑みて直ちにゼロ金利解除したいのだけど、ゼロ金利継続、ということになっちゃう。
先日も、北朝鮮の軍事パレードかやらがあって、最新のICBMロケット弾のような最新ミサイルから無人攻撃機だとかが紹介されていたが、同時に、ロシア、中国も後援してるのだとか・・やはり、これら3国は、米国の支配をものともしない独立国家なのだ、という印象ですね、日本とは180度大違いです・・
植田日銀は、米国からあからさまにゼロ金利持続を命令されているだろうから、国内経済の動向如何にかかわらず、米国側からGOサインが出るまで、ゼロ金利継続なのだ、と思われますね・・だから、今後もスタグフレーション経済による不況は継続ということなのだろう。