私がまだ若手のサラリーマンの頃は、定年は58才だったと思いますね、その前は55才だったと記憶します・・
しかし、定年になっても年金が入らないと収入がなくて生活できないから、再就職とかで職探しをしたりするんですかね・・年金支給が次第に60才から65才なんてことになると、60才定年後はやはりそのまんま再就職を希望して契約社員扱いで残るか、別の会社に再就職するしかない。
そこで、普通のサラリーマンは資格を取得して収入を得たらどうか、とか思うわけです。
資格も色々だと思うけど、いわゆる士業というのも選択肢のひとつかもしれませんね・・士業ってたって色々だけど、もう50才を過ぎて、これから何かの資格といったって、専門性や専門知識があれば別かもしれませんが、マッサラな状態から士業取得となると、サラリーマンでもしながら夜は勉強ということにでもなるんでしょうかね・・
ズバリいって、士業資格を取得して開業して食える資格といえば、税理士がお勧めですね。
税務申告書の作成が主たる業務となるのですが、税務申告は所得が発生すれば誰でも申告の必要性が出てくるので、必ず仕事があります。とにかく、税務申告は市場が広いので新規で税理士登録してもニーズがあらゆる分野に存在するので、顧客開拓も労なくできると思いますね。
但し、一般試験から資格取得ということになると、財務やら簿記、税法等の試験5科目に合格する必要がある。だから、思い付きで資格取得と考えれば失敗します。計画的に資格取得に取り組んでください。
日商簿記1級、2級もいいでしょうね、簿記の知識があれば経理事務員としての引き合いがあるから就職には困らないでしょ。
私のやってる行政書士もそこそこお勧めしますが、税理士のように豊富な市場性がないので、登録して開業したってほとんどは生活は困難ですよ、何かの仕事を兼業しないと難しいと私は思いますね。
社会保険労務士という資格もありますが・・定年前に開業する資格としてはお勧めしませんね、30才代くらいなら顧問先を少しづつ増やしながら継続的な事務所経営も成立するかもしれないが、定年後開業ということであればしんどいんじゃないですかね・・あまりお勧めしない。
マンション管理士もありますが・・名称独占資格で、独占業務がないので、コンサルをしてる人が箔付けをするための資格という位置づけでしょう。これで収入を得て生活をするというのは困難でしょうね・・お勧めしません。但し、年金をもらいながら趣味でマンション管理に携わるというのならいいと思いますが、わざわざマンション管理士取得が有効だとは思えませんね・・
宅地建物取引士はお勧めです。不動産屋さんに歩合で雇ってもらって年金と併用して老後の収入の安定が見込めるのではないのか、と思います。宅建業者は5人に1人は宅建士が必要ですので、市場ニーズがあります。
中小企業診断士というのもありますけど、これもマンション管理士と同じで名称独占資格。つまり、資格に独占性がないので食えませんよ、食えるのは自分自身のコンサル能力だけでしょう。趣味程度にどうぞ。
管理業務主任者、これはそこそこお勧めですよ、定年後でもマンション管理会社なんかで雇ってもらえる可能性があります。宅建士と同じく、管理会社は管理物件の30棟に1人の割合で管理業務主任者を配置しなければならないので、市場ニーズがあります。
司法書士は、主に不動産登記の代理申請を独占しているので登記業務を専門にすれば資格でもって一定の収入が期待できます。年をとってもできるのでまあまあお勧め。
結論としては、
税理士 ◎
行政書士 〇
社労士 ×
マンション管理士 ×
宅地建物取引士 ◎
中小企業診断士 ×
管理業務主任者 ◎
司法書士 〇
まあ、こんな感じですかね・・全部私の主観ですけど・・