日米金利差拡大の結果、ますます経済は悪化する。

「米銀ゴールドマン・サックス・グループのデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は、成長の減速と資産価格の下落に顧客は備えているとし、「極度に懲罰的な」インフレで経済への課税が生じているとの見方を示した。」

ニッポンのトンチンカンなゼロ金利政策を解除すれば、米国サマにご迷惑かけることもなくなりますよ。

もしくは、米国サマ自体もニッポンに同調してゼロ金利をすれば懲罰的インフレになることはありません。

金融政策として、金融緩和による一時的な市場に資金供給的効果があって多少消費に回ったとしても、債権者過多の日本経済では預金者の金利所得が激減して、全体の所得が減っちゃうんですね、そうすると、却って消費にカネが回らずデフレになっちゃうんです。

日米間の経済状況でいえば、均衡と保つことを政策の前提とすれば、現況の問題は市場の原理に抗って無理やり資金移送を強行してしまってるため市場に大きな歪みが生じてアンバランスが発生してるわけですね。

結果、日本経済はデフレ状態、米国経済はインフレ経済になっている。

そもそも、日銀等の中央銀行の役割は中立的機能しかありませんからね、経済を浮揚させる原動力はありません。

市場のオーバーシューティングを一時的に解消するようなアブソーバー的な役割しかないんですよ、それを無茶苦茶やっちゃうから、経済全体に歪みが生じて解消できなくなっちゃう。

だから、米国金利が上昇するとなれば、日本金利も協調して上昇しなければならない。

無茶苦茶やったら、アンバランスで市場が暴落、終い目には破壊という結果で清算ということになっちゃう。