日本の主要通貨は・・米ドルのみ。

「日本商工会議所は28日、中小企業を対象にした円安の影響を聞いた調査について「メリットの方が大きい」と答えた企業が1・2%にとどまったと発表した。「デメリットが大きい」が53・3%と半数を超えた。

 調査は13~19日に実施し、約2千社から回答があった。影響の内容を複数回答で聞くと、「原材料、部品等の仕入れ価格上昇に伴う負担増」が80・7%、「燃料・エネルギー価格上昇に伴う負担増」が73・6%だった。

 三村明夫会頭は21日の会見で、「政府関係あるいは各機関に期待したいのは、いまの日本企業に円安がどう影響を与えるのか整理してほしい」と求め、「『円安は日本経済にとって好ましいが』などと言うが、好ましいという前提条件は本当にそうなのか」と疑問を呈していた。」

国内で使用できる通貨は円なんだが、海外で使用できる通貨は米ドルなんです。

先に言ってるんだけど、国内にある国民の金融資産は2000兆円あり、その6割が米ドルに変換され海外で運用されているのですね。

そうすると、国民の金融資産のうち6割が米ドルなのだから、ドル高は実は国民全体にとってはメリットが大きいんですよ。日銀黒田が、円安ドル高はむしろメリットがある、というのはそういう意味です。

大企業で構成する経団連はドル高大歓迎なんですよ、なぜなら、大企業にとっての主要通貨は米ドルだからです。

日本国の法定通貨は円ですが、日本国内しか通用しません。

日本の主要通貨は円というよりも米ドルなんです・・だから、ドル高はメリットあり、ということです。