令和3年の売上も1000万円程度でした・・

行政書士業務は、一般的に月間の売上は80万円程度が事務処理の限界だとよく言われているんです。何せ、細かい書類作成報酬の合計で、しかもその細かい書類作成に時間がかかる。だから、1カ月の業務時間に限りがあるからせいぜいこなせる事務量は1カ月80万円程度になっちゃう。うちの事務所は、私の他に補助者1人事務員4人が常時従事してるんですが、私1人が仕事を取って、事務処理はあとの5人がするという具合です。だから、人件費の問題で単価の低い仕事ばっかり私が取ってくると経費が赤字になって立ち行かなくなる。かといって、時に成功報酬が数百万円取れたりする弁護士業務等と違い行政書士業務は書類作成が主たる業務になってくるから、1件2万円やら3万円やらの書類作成やらせいぜい1件20万円や30万円が限界で、それ以上の業務ってほとんどないんです。それでも同様に書類作成やら許可申請に必要な資料集めに時間がかかり、やっぱり月間80万円程度が売上の限界になっちゃう。だから、年間1000万円程度の売上ですね・・で、年間1000万円から諸経費を除くと年間700万程度の粗利になっちゃう。70%の粗利だとするとミラクルな商売ってことだけど、私と補助者1+事務員4の6人がそれで食えるかってことですよ。大体、行政書士事務所ってそういうのが相場なんでしょう。だから、1人事務所が主力になっちゃう。しかし、1人事務所って自ずと限界があります。まず、売上が安定しません。月の売上があったりなかったりするような事務所経営になっちゃう。やはり、事務所経営は複数人ですべきですね、IT係だとか事務処理係だとか担当が必要ですよ、1人事務所ではまともに切り盛りができませんよ。かといって、従業員が増えるに従って出費も増えるしね・・悩ましい問題です。