遺伝子ドーピングとは何でしょうか?
「ドーピングとは、スポーツで運動能力を向上させるために薬物を使用することです。遺伝子ドーピングは、薬物ではなく、例えば筋力を向上するような遺伝子をゲノム編集で細胞に入れ、遺伝子治療の技術を転用して運動能力を向上させることです。運動能力には複数の遺伝子が関係しているようで、どの遺伝子がどのくらいスポーツの成績に関係しているのかは不明です。また遺伝子ドーピングをすることによる体への影響も不明なためリスクが高く、今すぐに遺伝子ドーピングが現実化するとは思えませんが、2018年に世界アンチ・ドーピング機構がゲノム編集による遺伝子ドーピングを禁止リストに追加しましたので注目はされています。」
オリンピックが民営化されて広告媒体化してしまうと、いかに多くの視聴者を獲得して広告価値を高めるのかが、オリンピックを開催する目的になってくるわけですよ。言葉はよくないかもしれないが、要するに、オリンピックという見世物小屋に見物客を満席にするかってことがテーマになるわけよね・・
大リーグの大谷がホームランを打ったり、160km超の剛速球を投げて三振を取ったりすると、続々と注目する観客が増えて試合の視聴率が上がるんだろう。そうすると試合の視聴率も上昇してより高い広告料が取ることができる。
結局、オリンピックもプロスポーツ化して、従来人類の常識では考えられなかった新記録を更新しては視聴率を稼ぐビジネスモデルになるんだろう。
しかし、従来型の人間では超人的な新記録を更新するのは早々容易ではないから、されば、遺伝子を競走馬並みに操作して強化すればいいということになる。
思い返せば、昔の神社のお祭りの夜店であった見世物小屋で、ろくろ首人間だとか四つんばで歩く牛人間だとかが見世物になっていて、実際に入場料払ってワクワクしてろくろ首人間を見たら、単に首の長いおばちゃんだったり、牛人間は、足の関節に奇形のあるおばちゃんだったりだった・・そんなん人権侵害やろ・・とか子供ながらに思ったものだった・・
確かに、100m走で8秒台なんてことになると度肝を抜くだろうし、マラソンの42.195kmを完走するのに1時間半なんて記録が出たら、眼をこすって、記録ボードを何度も確認するだろう・・しかし、それチーターと人間の合いの子なんでしょ・・ってことになれば、なんだかシラケちゃうしね・・
かつてレスリングで、霊長類最強なんていわれた吉田沙保里なんだけど、実はメスゴリラの合いの子でしたって後になって情報公開されたとしたらどーよ。昔のコント55号ばりに舞台でズッコケてすべっちゃうよ。
あのねぇ、お客さぁーん。
遺伝子ドーピングなんて面白くもなんともないから、要らないことやめてちょうだい。