就職先は公務員で決まり

親が就かせたい職業 <男の子> 1位:公務員 2位:医師 3位:会社員 <女の子> 1位:看護師 2位:公務員 3位:薬剤師

自分の子供に就かせたい職業は公務員ではないが、それは子供の適正を考えたことで、他人にお勧めしたい職業は公務員であることは間違いないね。

なぜ公務員がお勧めなのかって、公務員は競争がないからです。競争原理が働かないから、価格競争がない。価格競争がないから、自分たちの給料は、何よりも優先的に配給されるのであって、実際に、法律でそのように定められている。

一方で、なぜ、起業することをお勧めしないのかって、競争が激烈だからです。つまり、利益が取れる保証が全くないということ。だから、給料が保証されない。

起業しても、10年でほとんどが倒産したり廃業したりするのは、激烈な競争原理が働いているからです。自由な競争原理が働くと、資本力があり資金的な体力のある企業が生き残り、それ以外は全部駆逐されるのです。だから、サラリーマンを辞めて起業するなんてことを考えてはいけません。

最近は民営化だとか市場原理の導入だとかの新自由主義に汚染されているから、当然として、格差社会となり、ごく一部のグローバル資本がその他全部を飲み込むビジネスモデルが正しいとされている。だから、中小企業は最悪だから、中小企業に就職することは避けるべきだし、むしろ、就職してはいけません。

大企業といえども安心とはいえません。500億円の売上げの会社は大企業かもしれないが、数兆円規模の売上の会社のレベルからみると競争にならないレベルです。本気で競争すると消滅してしまいますね。

結局のところ、就職は絶対的に公務員に決まりだと思いますね。

民間に比して給料は高いし、違法行為でもしない限りクビになることもない。身分が法律で保証されているからです。民間企業は大企業でも利益が給料の原資なんですが、公務員は税金が原資なんです。しかも、税収が確保できなくても問題ありません。すべて、国民の資産が担保されているからです。つまり、公務員の給料は国民から最優先に請求できるシステムになっているんです。だから、民間とは構造が全く違います。給料の高低で職業を決めてはいけません。潜在的リスクがまるで違うからです。

国家資格者ではなぜ医者や医療関係が人気があるのかって、社会保険で収入が担保されているからです。一般の市場では100円するものが、社会保険から7割還付されるのだから、常に70円の助成金をもらっていることになる。これは有利でしょ。一般の商売を誰がするか、というレベルです。

米国などでは公務員はそれほど人気はないはずですが、日本でこのように人気があるのは、このような構造があるからです。

だから、就職先は公務員で決まりというわけです。